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立教生ができる支援とは?立教生ができる支援をやろう!私たちができることを考え実行するプロジェクトとして、立教大学社会学部が立ち上げた「RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト」のブログ
文学部2年 小田嶋 景子

 私は昨年の夏、仙台、松島へ旅行に行った。それが初めての東北だったのだが、仙台や松島は観光地だからということもあるのか、震災の影響がわかりやすく残っているということはなかった。しかし、海岸沿いのお店がみな新しくきれいな建物になっているのが少し異様に感じられた。そんな思い出から、私の東北に対するイメージは人が生活するうえで必要な直すべきものは直っていて、写真や記念碑などで震災の記憶を残している状態であると思っていた。
 そのため、今回の唐桑ツアーは驚きが大きかった。壊れた防潮堤など津波の爪痕が生々しく残っている場所や、陸前高田のように何もなくただ地面が広がっている場所を見て、自分のイメージがいかに間違っていたかを思い知った。特に陸前高田は、がれきなどはすでに片付けられていたこともあり、最初は、ここはもとから何もない場所であったかのように思われ、以前は人が住んでいたということが想像できなかった。私がこの場所に町があったということを実感したのは少しだけ残っていた整備された歩道を見た時だ。私が住む町と同じような歩道がここにもあるというのを見た時、はっとした。ここは特別な場所ではなく、私たちのまわりとなんら変わらない場所だったのだと思った。そして同時に、もし私の大好きな町が同じように災害に遭い、全てが壊れてしまったら、と思い涙が出そうになった。この感情は実際に行ってその場を見たからこそわいてきたのだと思う。また、様々な人に出会うこともできた。現地の方々だけでなく支援に来ている方ともお話しする機会があった。私は人と目を合わせて話すのが苦手なのだが、皆さんと話すときは不思議と目をそらさずに聞くことができた。引き込まれるような感じがして、目をそらすことができなかった。後から考えると、それは皆さんの温かさが理由ではないかと思う。強力なパワーというより、受けとめられるような感じと表現したほうがしっくりくるようなものだった。そんな経験は初めてだったのでとても印象に残っている。
 今回のツアーでは、実際に自分の目で見たり、お話を伺ったりして自分の想像の甘さにショックを受けることも多かった。しかし、今回のツアー全体のイメージはとても心温まるものだった。出会った方々の顔を思い浮かべると皆さん笑顔なのだ。今までに無いようなつらい経験をして、自分のことで精一杯でもおかしくないはずなのに私たちのことを歓迎して下さる。簡単な表現だがすごいなと思った。そしてとてもうれしかったし、また行きたいと思った。深く考えずにツアーに参加したのだったが、たくさんの出会いや自分が考えるきっかけを与えてもらった。今後もまた唐桑に行きたいと思っているが、二回目以降に行って感じることは変わってくると思う。またそこから新たに考えること、考えるべきことが出てくるだろう。もう唐桑は見知らぬどこか遠い場所ではなくなった。最終的に何がベストかなんてことはわからないが、とにかく今は今回できたきっかけを大切にして、出会った方々と今後もつながりを持ち続けたいと思う。

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【2014/09/25 16:53】 | 活動報告
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