立教生ができる支援とは?立教生ができる支援をやろう!私たちができることを考え実行するプロジェクトとして、立教大学社会学部が立ち上げた「RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト」のブログ
唐桑ツアー報告書
社会学部現代文化学科1年
木田ちひろ

 2011年3月11日、私はテレビのニュースで震災による東北の被害を知ったが、津波や崩壊した建物を見て、現実に起こっていることとは信じられなかった。被災の状況をどこか遠いところで起こっているものだと感じていたのだ。この5年間、私が出来たことといえば、テレビなどのニュースから情報を得ることや、募金活動に参加することぐらいしかなかった。しかし今回のツアーに参加して、被災地を訪れたことでそこには人が普通に住んでいて、普通に建物が存在していたということを改めて実感した。それは当然のことであるが、初めて東北を訪れた私にとってはとても衝撃的であった。そして、今私たちがやるべきことは何か、今後どのように東北と関わっていくべきか考えさせられた。同時に、「また東北に来たい。」と強く思った。
 最近、あまり震災の復興状況をテレビで放送していなかったので、私はどれくらいの新しい建物が建っているのかと思っていた。実際、私が想像していたよりもあまり復興は進んでおらず、訪れた岩手県陸前高田市では、郊外ではないのにも関わらず、ただの土が広がっていて驚いた。初日は、当時も今も商店を経営している米沢祐一さんの話を伺った。米沢さんは震災が発生する前から、救助されるまでの経験を丁寧に私たちに話してくださった。震災前は平凡な幸せな生活であったこと、大きな津波が襲ってくるとは夢にも思っていなかったこと、津波によって瞬く間に町が泥の海に覆われること、話してくださるすべてが私にとって衝撃的であった。私たちは、米沢さんが実際に避難した建物でお話を伺ったが、私たちのひざ下までしかないような海水が、10メートル以上にもなって襲ってきたという。想像するととても恐ろしく感じた。東日本大震災では、津波による被害が深刻であったということは知っていたが、実際に米沢さんが避難した屋上まで登って、津波が屋上ぎりぎりまで到達したということを知り、どれほどの津波だったかを自分の目で見て感じた。米沢さんは、「今日自分で見たこと、感じたことを、東京に帰って思い出してほしい。そしてまた3か月後、6か月後、1年後にまた同じ場所に訪れてほしい。」とおっしゃっていた。最初、私が現地でできることはどんなことなのかを探っていたが、今回のツアーで見たこと、知ったことを東京の友人に伝えたいと強く思った。
 私の周りに、まだ被災地に行ったことがないという人がたくさんいる中で、今回のツアーに参加できたことは貴重な体験だと思う。ここで見たこと、聞いたこと、知ったことを自分の中で完結させるのではなく、家族、友人に一人でも多くの人に伝えたいと思う。東京で私たちが直接的に彼らの復興を支援するのは難しい。しかし、唐桑ツアーで見て感じたことを自分の中で学びを深めて、更に成長すること、それが結果的に東北のために役立つことができたらいいと思う。

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【2017/03/26 20:00】 | 活動報告
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