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立教生ができる支援とは?立教生ができる支援をやろう!私たちができることを考え実行するプロジェクトとして、立教大学社会学部が立ち上げた「RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト」のブログ
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2016年度 8月唐桑ツアー報告書
社会学部現代文化学科1年 
冨田美月

 私は今回、初めてこの唐桑ツアーに参加した。私の所属するサークルであるFrontiersの先輩方からは、この唐桑ツアーでこれまでに出会ってきた方々や土地の話をよく聞いていた。その、決して飾らない語り方でありながらも、妙に魅力を感じさせるお話と、ツアーでの話をする先輩方の顔が本当に楽しそうだったことから、今回のツアーに参加しようと決めた。
 実際、先輩方に先導していただきながら街を巡ったり、この「唐桑ツアー」で過去につながりを持った方々に会いに行ったりする体験は、私にとってかけがえのない経験となった。  「唐桑ツアー」としてでも、今回初めてお会いした方もおり、初めてでありながら、とても暖かいおもてなしをしてくださったことに感激したのだが、特に印象的だったのは、これまでに先輩方が出会い、つながりを持った方々や場所との出会いだった。例えば、「おかえりー!」の一言であっという間に「第二の故郷」へと化してしまった、民宿「つなかん」とそのおかみである一代さん。初対面なのに、幼いころから自分のことを知られているような、不思議な居心地の良さに完全に飲み込まれてしまった。最終日に宿を出るときにも、「行ってきまーす」と、なんとなくまたここに帰ってくるのだろうなという感覚がした。あの僅かな日数で、あんなにも心を開かせてしまう空間とは一体何者なのだろうか。その不思議が解けるまでは、少なくとも私はあの場所へ足を運ぶのだろうと思った。
 また、東日本大震災について知るということでは、震災遺構としてご自身のビルを残されている米沢さんとの出会いも印象に残っている。今回、震災当時のことを、実際にビルをのぼりながら詳細にお話ししていただいた。「イメージしながら聞いてほしい」とのお言葉に、本気で、お話を聞きながら想像した。お話を聞いた日は台風の影響で風が強く、ちょうど津波が押し寄せた時も風圧がすごかったと聞いていたので想像をかきたたせ、すべてお話を聞き終わったときにはひどく疲れてしまった。しかし、実際に経験された米沢さんの方は、その話をするのにどれほどのエネルギーがいるのだろうかと想像して、頭が痛くなった。それでも、こうして私たちにお話しして下さることに、感謝という一言では表しきれない想いを抱いた。そして、ビルの屋上から見える、周りの盛り土だらけの景色を見て米沢さんは、「3年後にはあそこに中心街ができます。新しい街ができていくのを一緒に楽しみにしていてほしい」と仰った。それを聞き、「ああ、私たちもその楽しみを共有していいんだ」と嬉しくなった。どうしても、震災を経験していない私は、どう寄り添っても部外者で、想いを共有することは、こちらがしたくてもできないものだと思っていたからだ。そのあとに、数人で米沢さんの今のお店のバックヤードにお邪魔して、他愛のない会話をしていたのだが、こうして、顔の見える繋がりができたことが本当に嬉しかった。別れ際、米沢さんが何度も、「また遊びに来てね、本当に」と言ってくださり、「また絶対に来ます」と答えた。これからもこのつながりは絶やさず続けていこうと決心した。
 そもそも、このFrontiersに入ることにした決め手の一つが、この団体が、いわゆる「ボランティア活動」をしているわけではなく、こうした、東北の方との顔の見える付き合いを大切にしているところだということだった。先輩が築いてきたつながりの仲間に入れていただけて、本当に嬉しかった。第二の故郷となったこの地には、また「帰って」、今回出会った方々に再会したいと思う。


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【2017/03/26 19:50】 | 活動報告
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