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立教生ができる支援とは?立教生ができる支援をやろう!私たちができることを考え実行するプロジェクトとして、立教大学社会学部が立ち上げた「RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト」のブログ
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2016年3月唐桑ツアー報告書
社会学部社会学科2年 髙橋佑芙花

 私は今回去年の5月以来、唐桑ツアーとして現地を訪れるのは3度目でした。私達Frontiersの主催するこのツアーは、現地で何か目に見えるボランティアをすることを目的としていません。現地を見てまわって、そこで出会った方々と交流することを大切な目的にしているツアーです。現地の様々な方とお話する中でこちらが得られるものはたくさんあって、私自身いつも大きなパワーを頂いて東京に戻って来ます。しかし復興支援団体として、その一員として何ができているのか…?このことを考えるとモヤモヤすることが多々ありました。ツアーに行く意味、ツアーのある意味を参加するからには考えなくてはいけないということに正直疲れてしまって、前回のツアー後はすぐにまたこのツアーに参加したいとは思えませんでした。それでも今回のツアーに参加したいと思ったのは、震災から5年目の3月11日という節目の日に現地にいたかったから、そして単純に唐桑で出会った方々にまた会いに行きたいと思ったからです。それと同時に今回は、5年目という節目に、団体としても今後どうしていくべきかしっかり向き合って考える良い機会になるということで、皆で「今後を考える」という目的を持ってツアーに臨みました。
 3月11日に現地にいたのは初めてでした。地震発生時刻の14時46分は気仙沼の安波山で黙祷しました。現地の方や地方から来た団体などで割と人はたくさんいましたが、発生時刻が迫ってくると皆が自然と静かに海を眺めていたのが印象的でした。東京にいるとどうしても何となく過ごしてしまうであろう14時46分を、現地で、現地の方々と一緒に、響き渡るサイレンを聞きながら黙祷できたこと、そして3.11という日を1日かけて肌で感じ考えられたことは本当に良かったと思っています。また、陸前高田市の追悼式で献花をさせてもらったり、色々な所でマスコミ関係者を見かけたり、普段のツアーでは見られない現地の様子が見られたことは非常に貴重な体験になりました。
 もう一つ、初めに書いた「唐桑ツアーの意味」を再確認できたことは今回とても大きな収穫だったと思います。現地の方々はいつも「来てくれるだけでいい、来てくれた皆とおしゃべりすることが楽しみ、また顔を見せてくれれば嬉しい」と言ってくださいます。これまではこの言葉を聞いても、本当にそれでいいのか?もっと目に見えてできることをしなくていいのか?となかなか素直に受け取ることができませんでした。しかし今回、これからの方針を探るという目的を持って改めて聞いたこの言葉と、現地のある方の言葉「ここはいつまで被災地なのか。被災地じゃなくなったら人は来ないのか。今まで唐桑に来てくれていた人が来なくなってしまうことが怖い」という言葉を聞いて、5年経った今、そして5年後以降のこれからこそ、唐桑の地に足を運び続けることそれ自体が大切なのかもしれないと思うようになりました。新たな出会いや再会を喜び、それを現地の方も楽しみにしてくれているのならば、それを素直な理由にして現地に行っても良いのではないかと今は感じています。被災地として出会った唐桑も、私は今ひとつの土地として魅力を感じ、ツアーでなくてもまた行きたいと思う場所になっています。唐桑だけでなく、街の変化を大きく感じられる陸前高田も、これからどうなっていくのか気になるし、また自分の目で見に行きたいと思う場所です。このように現地に「また行きたい」思ってくれる人、東京にいながら少しでも現地のことを気にかけてくれる人、そして実際にまた現地を訪れる人が増えるようなきっかけ作りとして、私たちの主催する唐桑ツアーは意味を持っていたのではないかと改めて実感できました。そう改めて思わせてくださった現地の皆さん、本当にありがとうございます。これからも自信をもってこのツアーを継続していきたいと思います。また、今回初めて先輩方のいないツアーに参加したのですが、初めて唐桑を訪れるメンバーに場所の説明をしたり、現地の方とのつなぎ役をしたりするのはなかなか難しいということを実感しました。しかしその分、できる限り自分の経験を元に初参加のメンバーにも現地の様子や変化を伝えていきたいし、私自身がそうであったように唐桑や東北に魅力を感じてくれる人を増やしたいという思いが強くなりました。だからこれからも、唐桑が素敵な場所であることを紹介するためにも、そしてもちろんツアーで出会った様々な方と再会するためにも、唐桑に足を運びたいと思っています。

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【2016/04/19 15:43】 | 活動報告
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