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立教生ができる支援とは?立教生ができる支援をやろう!私たちができることを考え実行するプロジェクトとして、立教大学社会学部が立ち上げた「RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト」のブログ
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2015年8月唐桑ツアー報告書

異文化コミュニケーション学部1年 吉田鞠

私は今回のツアーで初めて気仙沼市と陸前高田市を訪れました。4年前の3月11日、私は神奈川県にいて、中学校で授業を受けていました。大きな揺れに驚きはしましたが、家に帰ってテレビで被災地の状況を見るまではその被害の甚大さには気が付きませんでした。それから私は特に行動を起こすことも出来ずに過ごしてきました。私は震災について何も知りません。テレビから伝わってくる情報からは何も知ることが出来ません。今回現地に行こうと思ったのは、何が起こったのか、そして現在の姿を実際に見聞きして知ることは、何もしないよりずっと価値のあることだと考えたからです。それでも、4年経ってから初めて現地に向かうことに、少し迷いがありました。しかしツアーから帰ってきた今、心から行って良かったと思っています。
私が目にした4年後の被災地は、ところどころに見える津波の爪痕と盛り土、でした。震災直後からこの場所を見てきた方々が今回見た景色と、私が見た景色はかなり違うのだろうと思いました。
行って気づいたこと、考えたことは沢山ありますが、ここではその一部を記したいと思います。陸前高田でお話を伺った米沢さんは、津波の後に残った米沢商会のビルを震災遺構として残されるそうです。様々なメディアを通して、震災遺構を「思い出すのが辛いから残したくない」ということばを聞くことがあります。私はその気持ちも、なんとなくですがわかるような気がします。しかし、米沢さんは「思い出すから嫌だというよりも、ここに来てくれた人に学んでほしい、そして次にその体験をしたときに、生き延びてほしい。」とおっしゃっていました。米沢さんは私たちに自身の経験を教訓として語ってくださっていて、さらに彼は、「ぜひまた来て、変わりゆく陸前高田を見ていてほしい。」と言ってくださいました。
ツアーに行くまで、現地の方々の役に立たなければ行く意味がないような気がしていました。しかし、私たちには現地に行って学ぶことが出来る。行って感じたことを、それを知らない人に伝えることが出来る。そのことに気が付きました。また、現地で色々な方のお話を伺う度に、地域の結びつきの強さを感じました。現地の皆さんがそれを絶やさないよう大切にしている姿勢も感じることができました。近所に誰が住んでいるかもわからない、そんな地域が多くなってきている時代に危機感を覚えました。今東京で大災害が起きたら。現地の方々が体験したことを知らなければ、同じような被害を繰り返すことになります。被災された方々の役に立てないから、と悩む前に、出来ることを探しに行く、ということは大切かもしれない、と思いました。
 この3日間で、素敵な出会いがたくさんありました。私たちを笑顔で迎えてくれる現地の方々、偶然出会った方とも仲良くなれてしまう温かい雰囲気に触れて、小倉先生を始め唐桑を訪れた方々によく聞いていた、不思議なパワーを感じられた気がします。初のツアー参加で、色々な意味で“点”が作れたと思います。このツアーが、人との出会いをはじめ、沢山の“きっかけ”になったからです。行く先々で皆さんが「またおいで。」と言ってくださいました。また行きます。新しい出会いや再会が“線”になり、それが“ひろがり”になるよう今後も活動していきたいと思います。

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【2015/11/24 17:04】 | 活動報告
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